叢生(デコボコ・八重歯)
叢生(そうせい)とは
歯と顎の大きさのバランスがとれていないために、歯が並びきらず、重なり合ってデコボコになっている歯並び。犬歯が歯列から飛び出して生えている八重歯も叢生の一つです。「乱杭歯(らんぐいば)」ともいいます。
叢生の治療例
21歳の患者さんです。前歯の歯並びを気にして来院されました。 歯の大きさと顎の大きさの調和がとれていないため、抜歯を伴う矯正治療となりました。
矯正治療前後の写真
治療前
治療後
矯正治療中の様子
矯正治療の結果
歯並びが整い矯正装置が外れた後は、後戻りを防ぐために保定装置を装着し、2~3か月毎の来院を約2年行い、終了となりました。
治療結果は、上下の前歯の正中線も一致した、きれいなアーチ状の歯並びと調和のとれた口元になりました。
【治療の詳細】
- 主訴:前歯のデコボコ
- 診断名・症状:骨格性1級、叢生、正中線の偏位等
- 年齢:21歳
- 治療に用いた主な装置:マルチブラケット装置(スタンダードエッジワイズ<.018″×.025″>)、保定装置
- 抜歯部位:上下左右第一小臼歯、必要に応じ第三大臼歯(親知らず)
- 治療期間及び回数:25か月・月1回程度通院、保定約2年・保定期間で5回通院
- 治療費概算(自費):1,072,500円(税込)
- 検査診断44,000円(税込)
- 装置(保定装置を含む)880,000円(税込)(20回分割可)
- 毎回の処置 5,500円(税込)
- リスク・副作用:歯根吸収、変色、歯肉退縮、歯間鼓形空隙の開大(ブラックトライアングルの出現)、骨性癒着等